【重要文化財|赤神神社 五社堂】 行き方、見学のしかた(秋田県)


サイトマップ秋田県 重要文化財 > 赤神神社五社堂



1 アクセス詳細情報
 1-1 アクセスマップ
 1-2 最寄りの駅から徒歩
 1-3 バス
 1-4 タクシー
 1-5 駐車場

2 見学情報 (拝観時間、拝観料など)

3 訪れた時の様子 (写真)

4 赤神神社 五社堂の説明

5 問い合わせ



赤神神社五社堂(あかがみじんじゃ ごしゃどう)は、秋田県男鹿半島の海沿い、山の中腹にある小規模な神社です。普段は無人で、急な山の斜面の階段を登って行った先にある、神秘的な雰囲気が漂う場所に建っています。5つ並んだ本殿は、国の重要文化財に指定されています。





1 【アクセス詳細情報】

1-1 アクセスマップ

赤神神社五社堂は、赤マーカー1



1-2 最寄りの駅から徒歩

徒歩圏内に鉄道の駅はありません。
まあ敢えていうと、JR男鹿(おが)駅が一番近くにある駅ですが、五社堂に向かう参道の入口まで、道のりで12.4km。



1-3 最寄りの駅からタクシー

JR男鹿駅前にタクシー乗り場があります。
駅から五社堂駐車場まで、およそ13km。

男鹿駅、一日の平均乗降客数が500人未満と少ないですが、一応男鹿市の中心的な駅ですし、列車の運行本数は1〜2時間に1本と少なく、それに合わせてタクシーが待っているのではないかと。

もしタクシーがいなくても、駅舎の中に観光案内所があるので、そこでタクシーを呼んでもらえるのではないでしょうか。



1-4 バス

五社堂への参道入口近くにある「門前(もんぜん)駐車場」バス停(上の地図・青2)まで、
男鹿市が運行する路線バスの男鹿南線が、JR男鹿駅前から出ていますが。

2019.6時点では、
運行頻度は通勤・通学用の朝と夕方を除くと、11時24分と14時14分発の2本しかありません。
しかも、土日祝日・お盆の時期・年末年始は、14時14分発の便は運休。

乗車時間 35分、運賃 400円。

門前駐車場バス停からJR男鹿駅に向けてのバスは、15:00(土日祝日、お盆の時期、年末年始は運休)と17:10に出発します。

なお、Google Map ルート案内機能では、このバスは前日予約制と注釈が付きますが、男鹿市役所に電話で確認したところ、Googleの情報は誤りだそうです。


門前駐車場バス停。地図・青2
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1-5 駐車場

参拝者用の無料駐車場があります。入口は地図・青3。
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2 【見学情報】

[参拝時間] 常時可能。
[拝観料] 無料。
[お休みの日] なし。





3 【訪れた時の様子】

今回はクルマで行ったのですが。

上で案内した、山の中腹にある駐車場があることを知らずに、地図・青2の海沿いの駐車場にクルマを停めました。

バス停のそばにある案内地図。「なまはげ立像」のある駐車場です。
999段の階段?!

ともあれ、この案内図に従って、赤神神社拝殿(地図・赤2)から五社堂駐車場(地図・青3)まで歩いてみました。

赤神神社拝殿。大きく「五社堂入口」と書かれていました。拝殿右側の石段を登ります。

石段に足をかけ、拝殿の横で海を振り返ると、こんな景色。

この画像で見るよりも階段はずっと急で凹凸が激しく、歩行はかなり困難でした。
普段は人が通ることがほとんどないようで、クモの巣だらけでしたし...。

ですので、バスを利用してここに着いた場合は、徒歩で遠回りにはなると思いますが、バス停から車道を歩き、五社堂駐車場(地図・青3)から参道に入った方が楽だと思います。

荒れ果てた石段をなんとか頑張って登ると、五社堂駐車場の手前に、打ち捨てられたような山門が現れました。
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駐車場の奥、この画像の方向に進みます。

すると、左手に赤い鳥居が見えてきます。地図・赤3
この鳥居をくぐると五社堂への案内看板があるので、それに従って石段を登り始めます。
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駐車場から五社堂まではひたすら石段を上がります。標高差は80mほど。この画像で見るよりも実際はもっと石段は急で、かなりデコボコで歩きにくいです。
足腰に自信のない方には、あまりおススメできないですね...。

途中には、いろいろな案内看板や遺跡があります。
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苦労して秘境っぽい雰囲気の中、石段を上がると、やがて目の前が開けて、五社堂が現れます。
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五社堂の下には、横長の平地があり、そこにはかつて長床(ながとこ。拝殿の一種)があったようです。
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五社堂の基礎は、最近の工事の跡が見られます。水はけにも配慮されています。
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五社堂の一つ一つは、どれも同じような形をしています。大きさが異なり、真ん中が大きく、両脇に行くに従って小さくなります。
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中央の赤神権現堂。正面の扉が開いており。

中には厨子が。室町時代後期、15世紀後半〜16世紀の作。この厨子も国の重要文化財に指定されています。

出羽三山の石碑。なぜここに?
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社殿の裏手。
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五社堂の横にあった、逆さ杉? 鬼の伝説にまつわる杉らしいです。
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五社堂についての案内看板。





4 【赤神神社五社堂の説明】

五社堂は赤神神社(あかがみじんじゃ)の本殿とされており、中央堂に主神として赤神を祀ったので、赤神神社の名称になったとされています。建保4年(1216年)別当円転が霊夢に感じて鎌倉の右大臣・源実朝公に請願、円転に命じて叡山山麓の山王上七社を勧請したもので、二社廃れたので五社に配祀されたとされています。 各堂の名称は向かって左から、「十禅師堂」「八王子堂」「中堂(赤神権現堂)」「客人(まろうど)権現堂」「三の宮堂」と呼称されています。また、この五社堂は建立、再建、修理の年代がよく解るため、近世社寺建築の編年上重要な建物とされています。現存の五棟の社殿は江戸時代の中ごろ(1710年)に建てられたものといわれ、向拝、屋根、柱、組み物などに珍しい工夫がみられます。 平成2年(1990年)に、中堂内の逗子を含めて国の重要文化財に指定され、平成10年(1998年)から3年余りをかけ、平成の大修理が行われました。 
赤神神社五社堂公式HP




5 【問い合わせ】

赤神神社へ。
電話番号 018-833-7132


このページは、以下の記述などを参照しています。
秋田県神社庁
男鹿市公式サイト
文化庁 国指定文化財等データベース


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